金沢城と兼六園ブログ
2024-10-18
例年に比べ暑い日が続きますが、園内では、その名の通り、ジュウガツザクラが咲き始めました。
二季咲きのサクラで、春と秋~冬にかけての年2回咲きますが、春のほうが大きい花をたくさんつけます。
【ジュウガツザクラ 十月桜】 バラ科サクラ属
2024-09-30
梅林内で、チャノキの花が咲き始めました。
その名の通り、皆さんが飲んでいるお茶とは、この木の葉を摘んで乾燥させたもの(いくつかの工程をはさみます)です。
茶葉を発酵させると、ウーロン茶や紅茶になります。
そんなチャノキは、ツバキ科の植物で、ツバキに似た花をつけます。
ツバキより一回り小さい白い花がたくさんついて、かわいらしいです。
【チャノキ 茶の木】 ツバキ科ツバキ属
2024-09-12
今年の中秋の名月は9月17日です。
中秋の名月のお供えといえば、ススキとお団子。兼六園でもススキの穂が伸びてきました。
ススキは秋の七草のひとつで、まだまだ暑い日が続いていますが、植物はこよみ通りに準備しているようです。
金沢神社の横でみられるススキは、タカノハススキという種類で、葉にシマシマの斑が入っているのが特徴です。根元にはまだナンバンギセルが見られます。
なお、兼六園では10月15日の十三夜にあわせ、観月会が行われる予定です。
詳細は兼六園のホームページでお知らせします。
【ススキ 薄・芒 イネ科ススキ属】
眺望台や梅林などでピンクや白のハギの花が見ごろとなっています。
秋の七草のひとつで、名前も草冠に秋で萩と書きます。
和歌や俳句で昔から詠まれているほか、お彼岸にお供えする「おはぎ」は、萩からきています。
ちなみに春のお彼岸にお供えする「ぼたもち」は春の花、ボタンからきているんですよ。
【ハギ 萩 マメ科ハギ属】
2024-09-02
初秋に葉の間からシューっと茎が伸びてきて、先端に白い花をつけます。
花びらに見えるのは萼片で、キクに似ているのでこの名がありますが、イチリンソウの仲間です。
京都の貴船山に多く見られたことから、別名貴船菊(キフネギク)ともいわれています。
【シュウメイギク 秋明菊 キンポウゲ科イチリンソウ属】