ブログ金沢城と兼六園日記

ナンバンギセル 金沢神社横

2024-09-02

ススキやミョウガなどに寄生して生育する植物で、兼六園では金沢神社横のススキの根元で見ることができます。

花の形がキセルに似ていることからこの名がありますが、万葉集に掲載の下記の歌の「思い草」は、ナンバンギセルのことではないかと言われています。

「道のへの尾花が下の思い草今さらさらに何をか思わむ」

【ナンバンギセル 南蛮煙管 ハマウツボ科ナンバンギセル属】

 

 

 

 

サルスベリ見頃  旧梅林

2024-08-26

白やピンク、赤紫色などの花色がありますが、兼六園では濃いピンクの花が咲きます。

サルスベリの名前は、樹皮がすべすべしていて、木登りが上手なお猿さんでも滑ってしまうことから名づけられました。

漢字では百日紅と書くように、7月~9月ごろまで、花期が長いのが特徴です。

【サルスベリ 百日紅 ミソハギ科サルスベリ属】

 

 

150周年記念 兼六園古写真の展示

2024-08-02

兼六園では、開園150周年を記念して、園内で古写真の展示を行っています。

 

 

明治42年に発行された「石川県写真帖」に掲載されている兼六園の写真を抜粋し、写真が撮られた場所に展示しています。

115年前の兼六園の景色と、今の園内の様子を見比べることができます。

「石川県写真帳」には、展示してある古写真以外にも兼六園内の写真がたくさんありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

石川県立図書館の「SHOSHOISHIKAWA」から、デジタルデータで見ることもできます。

 

フジバカマ 開花 金沢神社横

2024-07-31

兼六園では、金沢神社の鳥居の横と、梅林にまとまってあります。

先端に小さなつぼみがつき、薄い紫色を帯びた花をたくさん咲かせます。

葉を少し乾燥させると、桜餅の葉のような香りがすることから、昔は香りづけに使われていたそうです。

秋にはまだ早いですが、秋の七草の一種です。

この花が咲くと、旅する蝶として有名なアサギマダラが、蜜を求めて兼六園にもやってきます。

【フジバカマ 藤袴】 キク科ヒヨドリバナ属

 

 

毛虫

2024-07-31

園内で黒い体の中央に赤い線をひいた、トゲトゲの毛虫を見つけました。

「ツマグロヒョウモン」というチョウチョの幼虫です。

スミレの葉を食べて育ちます。

春先、ご近所の花壇にパンジーやビオラが植わっていると、この毛虫が葉っぱを丸坊主にすることもあるそうです。

トゲトゲの毒々しい見た目ですが、毒はないので触っても大丈夫。あまり触る気にはなりませんが…。

園内で、この毛虫のチョウチョを探してみてください。

【ツマグロヒョウモン 褄黒豹紋】タテハチョウ科ヒョウモンチョウ族