金沢城と兼六園ブログ
2024-09-12
眺望台や梅林などでピンクや白のハギの花が見ごろとなっています。
秋の七草のひとつで、名前も草冠に秋で萩と書きます。
和歌や俳句で昔から詠まれているほか、お彼岸にお供えする「おはぎ」は、萩からきています。
ちなみに春のお彼岸にお供えする「ぼたもち」は春の花、ボタンからきているんですよ。
【ハギ 萩 マメ科ハギ属】
2024-09-02
初秋に葉の間からシューっと茎が伸びてきて、先端に白い花をつけます。
花びらに見えるのは萼片で、キクに似ているのでこの名がありますが、イチリンソウの仲間です。
京都の貴船山に多く見られたことから、別名貴船菊(キフネギク)ともいわれています。
【シュウメイギク 秋明菊 キンポウゲ科イチリンソウ属】
藪に生えるランに似た植物ということで、この名があるようです。
家庭のお庭にもよく使われる植物で、金沢城公園には葉に白い部分があるフイリヤブランがあります。
紫色の小さな花が縦にたくさん咲き、秋になると紫黒色の実がつきます。
【ヤブラン キジカクシ科ヤブラン属】
ススキやミョウガなどに寄生して生育する植物で、兼六園では金沢神社横のススキの根元で見ることができます。
花の形がキセルに似ていることからこの名がありますが、万葉集に掲載の下記の歌の「思い草」は、ナンバンギセルのことではないかと言われています。
「道のへの尾花が下の思い草今さらさらに何をか思わむ」
【ナンバンギセル 南蛮煙管 ハマウツボ科ナンバンギセル属】
2024-08-26
白やピンク、赤紫色などの花色がありますが、兼六園では濃いピンクの花が咲きます。
サルスベリの名前は、樹皮がすべすべしていて、木登りが上手なお猿さんでも滑ってしまうことから名づけられました。
漢字では百日紅と書くように、7月~9月ごろまで、花期が長いのが特徴です。
【サルスベリ 百日紅 ミソハギ科サルスベリ属】