ブログ金沢城と兼六園日記
徽軫灯籠のイロハモミジ
2021-10-01
今日は休園中にありました出来事をお知らせします。
兼六園の代表的な景観のひとつに、徽軫灯籠と虹橋があります。
その背景にはイロハモミジがあり、このサイトのタイトル写真や絵はがき、カレンダーなどにもなっています。
このイロハモミジは、明治時代後期の写真に若木の姿が写っていることから、樹齢は約120年と推定され、長きにわたって兼六園の顔として親しまれてきました。
しかしながら、近年、病害虫の被害に遭い、年々生育状況が悪化していたことから、回復を図るため、専門家のアドバイスのもと様々な処置を施してまいりましたが、この夏、コロナウィルスの感染拡大に伴う閉園期間中に枯死が確認され、やむを得ず伐採・処分を行いました。
なお、後継となるモミジについては明治期の写真で確認できるような若木を、来年2月頃の植栽の適期に植えたいと考えています。
引き続き、美しい兼六園の景観を維持するため、日々管理に努めてまいりますので、今後とも変わらぬご愛願のほどよろしくお願いいたします。
徽軫灯籠のイロハモミジ(8月下旬)