ブログ金沢城と兼六園日記

兼六園の雪吊り作業がはじまります!

2024-10-31

11月1日から、兼六園の冬の風物詩、雪吊りの作業が始まります。

雪吊りとは、北陸の湿った重い雪が積もって大事な枝が折れないよう、縄で枝を吊る作業です。

兼六園の雪吊りは、そのような実用的な面だけでなく、仕上がりの美しさもあり、冬の景観を代表するものとなっています。

 

 雪吊りされた唐崎松、玩月松(昨年の様子)

 

園内では、2週間ほど前から準備が始まり、唐崎松(からさきのまつ)と玩月松(がんげつまつ)の2本の松には、7本の芯柱が建てられました。

明日から縄を広げ、枝を吊る作業が始まりますが、庭師が芯柱の先端に立ち、縄を配っていく姿は圧巻です。(雨天時は作業が延期になります)

 

 10月31日の様子

 

 芯柱の準備

 

庭師が芯柱に上って縄を配る雪吊り作業は、11月中旬まで行われます。(雨天中止)

そのほか、大小含めた雪吊り作業は12月上旬ごろまで続きます。(土日祝を除く)