ブログ金沢城と兼六園日記

金沢城公園に秋の気配が

2013-09-06

 兼六園のシンボルの一つでもある霞ヶ池と瓢池の浚渫と改修工事も終わり、初秋の風物詩「松の剪定」が始まりました。

松の葉むしり剪定

 しばらく続いた兼六園からの話題にひと息入れ、金沢城公園に訪れた秋の気配をお伝えします。

 湿生園では秋風に乗りながら、成長した小鴨たちが餌を探して元気に泳ぎ回っています。

湿生園の小鴨

 三の丸広場では、例年より早く開花していたオミナエシが、今、見頃をむかえています。
 菱櫓を背景に、秋風に揺らぐ黄色の絨毯の上をアゲハチョウが優美に舞う光景は、まさしく
日本の美の一つと言えるでしょう。

三の丸のオミナエシ オミナエシとアゲハチョウ

 そして、今日はさらに秋を感じる花を見つけました。
 艶やかに両手を広げたヒガンバナです。
 大手門の石垣の傍らで最初に花を開いた一輪のようで、周りには「次こそは!」と天を仰ぐ蕾が数本ありました。

 週末の金沢城公園で小さい秋をたくさん見つけて下さい。
 皆様のご来園を心からお待ちいたしております。               (記 ジジ)

マツの剪定を始めました。

2013-09-04

本日、9月4日(水)、天候に恵まれず順延していた
兼六園内のマツの剪定を始めました。
多くの報道の方に見守られながらの作業開始です。

今日の作業は、舟に乗っての「唐﨑松」の「葉むしり剪定」です。
「葉むしり剪定」は、古葉をむしって新葉の枚数を調整し、
樹勢を整える剪定のことをいいます。
手で葉をむしるので、作業にも時間がかかります。

9月20日頃まで、唐﨑松での作業を予定しています。
月末にはさっぱりした唐﨑松をお見せ出来ます。
写真ではわかりにくいので、是非、兼六園で実物をご覧下さい。