ブログ金沢城と兼六園日記
尾山城(金沢城)
2014-09-22
金沢城は、初期の段階では「尾山城」と呼ばれていたことがあるようです。
古文書の中には、白山が平野部に落ち込む台地(小立野台地)の先端部に、城が位置することから、白山の尾の山「尾山」というような説明がなされているものがあります。
ところで先日、金沢近郊の「医王山」という山に登ったときに、菱櫓・五十間長屋、河北門、石川門が肉眼でもはっきりと見えて、こんなに離れていても(約13km程)城は見えるんだと、感心しました。
逆に、菱櫓からもその医王山の姿は、当然はっきりと見えます。最奥の山並みのやや右手に窪みがありますが、その左側の一番高いところが医王山です。
ちなみに一番上の写真を左方向に山並みをたどれば、下の写真(白山)に辿り着きます。ちょっと分かりづらいですが、写真中央より左側の山並みの向かって左側が主峰の御前峰、右側が大汝峰です。
また、現在一般に「大手門」としている尾張町側の虎口(城の出入り口)は、「尾坂門」とも呼びます。
金沢城には、平日休日を問わずに、ボランティアのガイドが常駐しているので、もし詳しい説明をお聞きになりたければ、来訪の折には、ガイドを依頼するのも良いかもしれません。
皆様のご来園をお待ちしております。