ブログ金沢城と兼六園日記

石川橋

2014-12-03

昨日より急に冷え込んで、時折あられも激しく降り、冬到来といった感がありますが、新幹線開業に向けて様々なところで整備が進んでいます。

その一つとして、石川橋の高欄の塗り替え作業が、先日完了し、きれいに化粧直しがなされました。

 

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塗装工事中の石川橋

 

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工事完了後の石川橋

 

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塗り替え前の高欄

 

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化粧直しが済んだ高欄

 

ちなみに、地元の方はよくご存じだと思いますが、石川橋は、江戸時代は金沢城と兼六園を結ぶ土手の橋で、橋の下の広坂側は百間堀、兼六園下交差点側は白鳥堀と呼ばれる水堀でした。

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百間堀(金沢市立図書館蔵)

 

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現在のお堀通り

 

江戸時代に江戸、京都、大阪に次ぐ賑わいを見せていた金沢も、明治維新以降衰退が著しかったのですが、明治31年に軍事拠点第九師団が城内に置かれたことに伴い、金沢の町も様々なインフラ整備が行われ、その一つとして、百間堀を埋め立ててコンクリート製の橋が架けられ、明治44年に今に見るような幹線道路に生まれ変わったのです。

ちなみに、現在の橋は、平成7年に架け替えられた二代目の橋で、その際に2車線だった道路幅を4車線に拡幅しています。

 

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初代石川橋

 

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二代目(現在)の石川橋

 

皆様のご来園をお待ちしております。