金沢城と兼六園ブログ
2024-04-22
金沢神社の鳥居をくぐった先の石橋の近くで、今年もミズバショウが咲いています。
「夏の思い出」という歌に、尾瀬のミズバショウのことが出てきますが、兼六園では春に咲きます。
白い花びらのようなものは、「仏炎苞」と呼ばれる、葉が変化したもので、真ん中の緑の部分が花の集まりです。
夏になると、びっくりするくらい葉が大きくなります。
【ミズバショウ 水芭蕉】サトイモ科ミズバショウ属
2024-04-18
花弁が100枚以上つく桜を「菊桜」と呼びますが、兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)は特に花弁が多く、300枚を超える花弁がつくのが特徴です。
開花の時は深紅ですが、咲き進むごとに薄紅になり、落花するときには白に近い色になります。
もとは前田公が孝明天皇(明治天皇の父)から賜ったと伝えられており、国の天然記念物に指定されていましたが、昭和45年に枯死しました。
現在は3代目が元気に育っています。
4月18日
4月22日
薩摩の霧島山に自生するツツジが江戸に移入され、さまざまに品種改良されたうちの一つが、能登地方で育てられている「ノトキリシマツツジ」です。
能登地方には、樹齢100年以上の古木が500株以上残っており、それだけの規模で残っているのは、全国で能登だけです。
深紅の花が咲きそろうと、木全体が真っ赤になり、とても美しいツツジです。
兼六園の庭師さんは、現在松の手入れの真っ最中。
上から順々に茂ったマツの葉やいらない枝を切り戻しながら、形を整えていきます。
梅雨になる前に手を入れることで、風通しがよくなり、虫や病気の発生を防ぐこともできます。
兼六園の文字が入った半纏をきて作業をしていて、かっこいいです。
サクラが終わるころ、園内では種々の木が芽吹き始めます。
モミジやケヤキなどの落葉樹がたくさんある山崎山でも、黄緑色の柔らかそうな葉がつき始めました。
足元のコケも青々しく、とてもきれいです。
※能登半島地震の影響で、山崎山周辺は立ち入り禁止になっています。